レーシングカートとは

 レーシングカートはフォーミラーカーの原点です。
 6歳(ジュニア)からでもレースに参加できるエンジン付の4輪レースです。 いま国内外のトップドライバーと呼ばれる人達は、ほとんどがレーシングカート出身者です。 このドライバー達は、カートレースを通じて運転技術はもちろんレースで必要な様々なことを学んで行きました。
 まだ社会的には、あまり認知されていませんが、4輪レースを目指す者には無くてはならないカテゴリーです。 また、ヨーロッパはもとより世界各地で、カートメーカーのファクトリーチームが、F1、自動車メーカーのジュニアチームとして活躍しているチームもあります。

日本国内におけるレーシングカートとは

 モータースポーツ先進国と呼ばれている国には、数多くの(アマチュアレーサー)が存在し、週末には各地のサーキットで様々なレースが開催され参加者が純粋に、ホビーとしてモータースポーツを楽しんでいる姿を見ることができます。

 その一方で、現在日本国内においては、いまだに(モータースポーツは見るスポーツ)という認識が強く残っており、競技人口は現状を維持するに留まっているように思います。
 しかし実際は、底辺カテゴリーの人口は非常に多く、レースやイベントなど日本各地で盛んに行われております。

レーシングカートの種類

レンタルカート

カート入門としてもっとも手軽な「レンタルカート」。
サーキットに用意してあるカートをレンタルして、レーシングコースを走れるものです。
安全性を重視して大きなバンパーを装備し、初心者に程よいパワーを発揮するエンジン(排気量200cc 程度の汎用4 ストロークエンジンが主流)を搭載したもの。

スポーツカート

4サイクル汎用エンジンをレンタルカート用にモデファイしたエンジンでビギナーにも扱いやすい適度なパワー。
始動の容易なリコイルスターター、遠心クラッチを装備。 車体はレーシングカートと同じ仕様の物を使用します。

キッズカート

体の小さな子供たちに合わせて専用設計されたカート。キッズカートは主に40cc エンジンを搭載したモデル。
対象年齢は4歳~10 歳程度。

ジュニアカート

カデットクラスとも言われ、体の小さな子供たちに合わせて専用設計されたカート。 ジュニアカートは主に60cc、100cc エンジンを搭載したモデル。
対象年齢は8歳~12歳程度。

スプリントタイプ

レーシングカートのスタンダードモデル。排気量100cc~125cc の空冷、もしくは水冷2 ストロークエンジンを搭載。
レーシングカートエンジンはダイレクトドライブ「押しがけ」が基本であるが、近年では遠心クラッチを使用し、セルスイッチを搭載したエンジンも登場している。
多くのカテゴリーがあり、SS、AVANTI、X30、OKなどエンジンによってカテゴリーされている。

ミッション付きカート(KZ)

5~6速段変速のシーケンシャルトランスミッションを装備したカート。
マシンは、スプリントタイプと同じサイズのシャーシを使用し、フロントにもブレーキを装備しています。 ステアリングの左裏にクラッチがあり、右裏のギアでシフトアップとダウンができます。
ヨーロッパではKZクラスとして人気があり、4輪のサーキットで行われるスーパーカートなどもある。